ASTRO-H搭載X線CCDカメラ(SXI)

 

常深研究室はSXI開発の中心サイト

常深研はSXI開発の主要サイトとして既に多数のプロトタイプCCDを使った機能及び性能評価試験を行っており、世界最高性能を持つCCD素子であることを実証している。2009年度末ころには、フライトモデル(そのまま宇宙に打ち上がる素子)が常深研で試験される予定である。この時には、フライトモデル素子への僅かなゴミの付着や、温湿度の急激な変動を防ぐため、クリーンルームで無塵衣を着た状態で作業する(写真1)。

CCD専用ASIC開発ASIC.html
CCD素子
基礎開発CCD_su_zi_kai_fa.html
屈折コントラストX線撮像qu_zhekontorasuto_cuo_xiang.html
X線天文衛星
すざく/XIS
suzakuXIS.html
宇宙ステーション
MAXI/SSCMAXI_SSC.html
次期X線天文衛星
ASTRO-H/
SXIASTRO-H_SXI.html
小型衛星計画
FFAST/
SD-CCDFFAST_SD-CCD.html
大気球観測実験
PHENEXPHENEXtoha.html
小型衛星計画
PolariSPolariS.html

写真1

駆動系から読み出し系までシステム全体を開発

またCCDの駆動のみでなく、信号処理システムの開発においても常深研究室は中心的役割を担っている。具体的には、CCDの出力アナログ信号をデジタル信号に変換するASICの開発、膨大な量のデジタルデータを高速に効率よく処理するためのFPGA実装ロジックの開発を行っている。特に後者については、ASTRO-H衛星を始め近年の人工衛星計画において標準のデータ通信インターフェース規格であるスペースワイヤ規格を採用したハード・ソフトウェアの開発に

いち早く取り組んでおり、2009年度中にはSXIカメラシステム全体のプロトタイプが稼働する予定である(図1)。

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