X-ray Astronomy Group
Department of Earth and Space Science, Graduate School of Science Osaka University
X-ray Astronomy Group
Department of Earth and Space Science, Graduate School of Science Osaka University
PolariSとは?
2 種類の偏光計で10mCrab(かに星雲の1/100の明るさ) 以上の明るさのX線天体に関してワイドバンド(4-80keV) のX線偏光観測をめざす。
このうち散乱イメージング偏光計は、散乱体兼反跳電子検出のためにプラスチックシンチレータと位置検出型MAPMTを用いる。この点では、PHENEXの検出器他と同様の原理を利用するものの、独立の位置検出型MAPMTで散乱X線光子を検出する点、焦点面検出器としてより位置分解能を高めた点、耐震改良が可能なMAPMTを用いるなどベースになるデザインは異なる。さらに、気球実験では不要な10-30keVにも感度を確保する必要がある。
PolariSとは | GEANT4シミュレーション | 散乱偏光計基礎実験
PolariS (Polarimetry Sattelite)
我々はJAXA 小型衛星シリーズの一環として、X線ガンマ線ガンマ線偏光観測に特化した衛星PolariS(Polarimetry Sattelite)のデザイン検討をすすめている。PolariSは焦点距離6mの多層膜ミラー3台を伸展式光学台に搭載する。望遠鏡の焦点面には光電子追跡を動作原理とするガスイメージング偏光計を1台、コンプトン散乱を動作原理とする散乱イメージング偏光計を2 台設置することを計画している。
X線ガンマ線偏光観測小型衛星
世界最先端の装置を結集させ、ひとつの衛星を作り上げる。