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常深研究室の研究とは

私たちは観測を基礎とした宇宙物理学の研究を進めています。宇宙物理学は、 文字通り、物理学を基礎として宇宙の構造、 成り立ち、そして行く末を理解しようとするものです。そして、その基礎は全て観測事実にありま す。すなわち 精度の高い観測を行うことが重要です。宇宙を観測する主な手法は電磁波の観測です。電磁波の観測は、大雑把には、 X線、可視光、電波の三種類に分類できます。私たちはこの中のX線による観測を行っています。簡単に言えば、電波では 低温の宇宙の様相、可視光では太陽表面程度の温度での宇宙の様相、X線による観測では、高温の宇宙の様相を調べることが 出来ます。X線について言えば、宇宙の中の一番激しく変化する領域を観測しているとも言えます。何千万度にもなる ホットな宇宙、温度では表しきれないくらいの高エネルギー現象、中性子星やブラックホールなどの超高密度星周辺、 このような宇宙の側面を観測的に研究しようと言うわけです。X線による観測のためには、地球大気の外に出る必要があるので、 大気球や人工衛星などの飛翔体に観測装置を載せる必要があります。そこで、最新のアイデアの詰まった観測装置で飛翔体搭載に耐えるものを開発し、 最先端の研究を行おうとしています。
詳しくは常深研究室のメンバー、その研究成果、関連情報などをご覧ください。興味をもたれた方は、実際に研究室を訪問してください。 研究室を見て、我々と議論すれば、ますます興味を深めることができるでしょう。

学部学生の皆さんへ

宇宙物理学を理解するには、物理の基礎過程の知識が不可欠です。 例えば、万有引力は、地球上はもちろん、宇宙の彼方まで支配しています。物性の基礎知識、例えば金属の性質のあるものは、 電子の縮退した白色矮星や中性子星の構造を説明します。電磁気学の知識は、各種電磁波の特性を理解し、 その発生機構を解明するためには不可欠です。量子力学の知識は、原子の状態遷移から、各種の核反応を明らかにします。 宇宙で起こっている現象を正しく理解するには、基礎物理の各科目をキッチリと学習することが必要です。 物理の広い知識を総動員することで、宇宙のなぞに立ち向かうことができ、新たな発見に繋がります。 そして、その最新の研究成果は、論文として発表しますから、論理の通った文章を理解すること、またそれを書けることが必要です。

大学院を目指す皆さんへ

学部で基礎科目を習得したら、大学院では、実際にそれらを応用できるようになる必要があります。 これらの実力は、実験や観測を通して身に付けていきます。この研究室では、自分で作った装置やソフトウェアを使って、 実際に観測し、解析しようと言う意欲ある学生を求めています。出来合いの装置などでは、誰でも使えるし、 そもそも出来ることに限りがあります。そこで、装置をデザインすることから始め、 その装置をトコトン使いこなせるようになる必要があります。これこそ、新しい観測結果に繋がる鍵です。 私たちは、博士前期課程だけではなく、博士後期課程に進学することを前提に、学生の希望や得手不得手を踏まえていろいろなカリキュラムを準備しています。

卒業生の進路(この部分の記述は林田)

学部学生の多くが大阪大学あるいは他大学の修士(博士前期)課程に進学します。修士課程修了者は、博士後期課程に進学するケースと、企業などに就職するケースにわかれます。就職先としては、 メーカー(三菱電機、ルネサス、松下電機、三菱重工、シャープ、浜松ホトニクスなど)、通信系(NTTなど)、シンクタンク、マスコミ関係、高等学校など多岐にわたります。博士後期課程の 修了者も、企業(三菱重工、松下電機など)や研究所(JAXAなど)に就職するケースと、奨学金を得て国内外の研究所(理化学研究所、京都大学、NASAなど)で研究を続けるケースにわかれます。 例えば、観測装置の共同開発をメーカーとはじめたら、担当者が卒業生だったというようなこともあります。

大阪大学X線天文グループ

〒560-0043
大阪府豊中市待兼山1-1

理学研究科F棟5階