GSC と SSC はそれぞれスリットを用いて一次元方向のX線の到来方向を検出する。GSC は 1 台あたり90°×1〜2°の視野を持ち、3台の カメラで若干重複した180°×1〜2°の視野をカバーする。SSC は 1 台あたり45°×1〜2°の視野をカバーする。 宇宙ステーションの軌道上には、南太平洋異常帯(SAA) や高緯度帯の高バックグラウンド領域が存在し、そこでは観測が行われない。一軌道で全天をスキャンしようとすると常に天空上のある領域が観測されないことになり、全天監視を実現できない。それを防ぐ為に水平方向と天頂方向の約90° 離れた視野を持ち、お互いに観測領域をカバーしあうことで全天監視を実現するように設計した。進行方向の視野の角度は地球が視野の中に入らない様な角度に取り付けられる。
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